読書感想文。調律する側から見たピアノの世界。詩のような小説。→宮下奈都『羊と鋼の森』 2018年03月23日 詩。まるで詩を読んでいるような小説。読みながら、音楽が聴こえる。音楽を聴くとき、演奏する人や楽器に注目することはあるけど、その楽器を調律する人に注目したことはなかった。ピアノ・弾く人・聴く人・演奏される場所・調律する人。ピアノに関わるすべてのことが、壮大なひとつの森になっている。 その森に入っていく、色とりどりの人々。それを、白い、まっさらなひとりの青年とともに、美しい文章で表している。表紙の絵も、詩のようで、とても美しい。静かで、美しい、ピアノとピアニストと調律師の小説。羊と鋼の森 (文春文庫)宮下 奈都2018-02-09 「good&new」カテゴリの最新記事 < 前の記事次の記事 > コメント コメントフォーム 名前 コメント 評価する リセット リセット 顔 星 投稿する 情報を記憶
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