兎にも角にも肩が痛い。

腰がだいぶ落ち着いてきたと思ったら、今度は肩。

腕をあげると痛い。
洋服の脱ぎ着が痛い。
寝るとき痛い。
起きるときも痛い。

完全に四十肩である。

整体に行くべきか。
病院に行くべきか。

でも肩だけじゃなく、首、鎖骨、肩甲骨周り、二の腕も痛いんだよな。
これは、肩こり?
(四十肩と認めたくない)

???

やっぱり病院か。
整形外科、高齢者が多くてめちゃくちゃ混むけど、行くしかないか……。

母がリウマチだったので、体が痛むと
(まさか?! 私もリウマチ?!)
とヒヤヒヤする。

母が何かにつけて
「痛い痛い。」
と言っていたのが、今ならわかる。

私はたぶん四十肩だと思うけど。
(認めた)
大袈裟じゃなく、ほんとに痛い。

母がよく転んで、顔や肩を怪我をしていた理由も今ならわかる。

健康な人は、転ぶときには手をついて頭や顔を守る。

けれど、四十肩やリウマチの人は、肩や腕が痛くて咄嗟に手が動かない。

よって、転ぶときは顔から行く。
ただの転倒が、大怪我になる。

「お母さん、転ぶときは手をつかなきゃ。」
と、父も弟も私もよく言っていたけど。

手をつきたくても、痛くて手をつけなかったんだね……。


先日、部屋の中でふらついて、ゴロンと床に転がってしまった。 

倒れる瞬間に手をつこうとしたら、痛くて手が伸びなくて、肩からでんぐり返しのように転がってしまった。

自分の体が、こんなにも思い通りに動かなくなる日が来るなんて。

呆然と天井を見ながら、
「母の見てた世界って、こんな感じなのかな?」
と思った。

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弟も私も、母の追体験をしている気がする。