母のいる施設が、畑に囲まれたのどかなところにあった。
無人の精米所があり、
「おおっ! これが噂のっ!」
と息子と一緒にのぞき込む。
隣には野菜の無人販売所。
残念ながらヨモギしかなかったけど、おもしろいから買ってみる。
そのままウロウロ。
小さなお庭のある、小さな平屋のおうちの前を通りかかる。
サザエさんのおうちのような、古い、日本のおうち。
お庭の端っこに小さな畑があり、豆が花を咲かせている。
(素敵なおうちだなぁ。)
と眺めていたら
「ここっ! このおうち、〇〇くんの理想の家!」
と、息子が前のめりで言う。
「こういうおうちに住みたいのっ! このおうち、〇〇くんに売ってくれないかなぁ?」
と真剣な顔。
- 平屋。
- 庭付き。
- 庭で野菜を育てる。
息子と私、理想のおうちが一緒。
息子はさらに、周りの畑を見て
「〇〇くん、農家さんやりたい。」
と言う。
「ここ、売ってくれないかなぁ。」
と畑を眺めながら言う。
今日の息子は不動産屋さん???
理想の生活がイメージできているのは、いいことだ。
そこに近づくために、何から始めよう。

残念ながら、ふきのとうは売り切れ。

ヨモギは天麩羅にして、お蕎麦と一緒に食べました。
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