今日は不思議な話をひとつ。
先日みかん狩りに行ったので、お土産のみかんを職場の人に配ったときのこと。
※
職場の人
「いただいたみかん、食べたんですけど……。」
私
「酸っぱかった?!」
職場の人
「ぜんぜん味がしなくて……。」
私
「ええっ?! ごめんなさい! 気の抜けたみかんあげちゃった?!」
職場の人
「違うんです……。」
私
「?」
職場の人
「お供えした食べ物って、故人が食べるから、味がボヤけるって言うじゃないですか。」
私
「仏壇にお供えしたんですか?」
職場の人
「実は飼っていた猫が亡くなって……。」
私
「あぁ……。」
職場の人
「ちょびさんに、みかんをもらった時間が、ちょうど(亡くなった)猫の引き渡しが終わった時間だったらしくて……。」
私
「……。」
職場の人
「その猫が、みかんゼリーが大好きな子だったんですよ……。」
私
「……。」
職場の人
「だから『みかん狩りで採ってきたばかりのみかんなのに、ぜんぜん味がしないってことは、あの子が食べて行ったんだね』って家族と話してたんです。」
※
その人は
「スピリチュアルっぽくてアレなんですけど……。」
と言っていたけど。
そういうこと、あると私は思う。
目に見えないこと、不可思議なことを『無い』と決めつけること。
目に見えること、わかることだけが『有る』と決めつけること。
その考えは、危険なことだと思う。
だから
「そういう不思議なこと、あるよね。」
と話を聞いた。

その猫ちゃんは、19歳。寝ながら亡くなったそうです。
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