今日は不思議な話をひとつ。

先日みかん狩りに行ったので、お土産のみかんを職場の人に配ったときのこと。



職場の人
「いただいたみかん、食べたんですけど……。」


「酸っぱかった?!」

職場の人
「ぜんぜん味がしなくて……。」


「ええっ?! ごめんなさい! 気の抜けたみかんあげちゃった?!」

職場の人
「違うんです……。」


「?」

職場の人
「お供えした食べ物って、故人が食べるから、味がボヤけるって言うじゃないですか。」


「仏壇にお供えしたんですか?」

職場の人
「実は飼っていた猫が亡くなって……。」


「あぁ……。」

職場の人
「ちょびさんに、みかんをもらった時間が、ちょうど(亡くなった)猫の引き渡しが終わった時間だったらしくて……。」


「……。」

職場の人
「その猫が、みかんゼリーが大好きな子だったんですよ……。」


「……。」

職場の人
「だから『みかん狩りで採ってきたばかりのみかんなのに、ぜんぜん味がしないってことは、あの子が食べて行ったんだね』って家族と話してたんです。」



その人は
「スピリチュアルっぽくてアレなんですけど……。」
と言っていたけど。

そういうこと、あると私は思う。

目に見えないこと、不可思議なことを『無い』と決めつけること。
目に見えること、わかることだけが『有る』と決めつけること。

その考えは、危険なことだと思う。

だから
「そういう不思議なこと、あるよね。」
と話を聞いた。


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その猫ちゃんは、19歳。寝ながら亡くなったそうです。