アケビが店頭に並びはじめる。
藤の花のような、綺麗な紫色。
さっそく1個、買って食べてみる。
口の中で、種と果肉を分けて食べるのが至難の業。
2〜3個、種を飲み込んでいる気がする。
「アケビって、こんな味だったっけ?」
昨年初めて食べたアケビの味と比べて、首をかしげる息子。
思い出が美化されているのか、今日の1個がイマイチだったのか。
「アケビの皮って食べられるんだよ! 食べてみる?」
と息子。
確か昨年も食べた。
ナスの味。
ナスが苦手な息子は、食べなかった気もするが……。
YouTubeでレシピを検索して、必死にメモしている。
息子のメモ通り、アケビの皮の味噌炒めを作ってみる。
ナスだ。
ほろ苦いナス。
「にがっ……。後から苦い。ママ、どうぞ。」
ふた口だけ食べて、私にくれる息子。
「アケビって、実も皮も食べられてすごいね!」
実は種ばかりで食べにくいし、皮も苦くて食べにくいのに。
息子のアケビへのリスペクトがすごい。
アケビの種、植えるかな?
と思っていたら、
昨年植えて生えてきた子がいるから、今年は植えないらしい。
アケビは1本じゃ実がならないけど。
今食べたアケビの品種が分からないし。
まぁ、いいか。
来年もきっと、秋にアケビを食べるだろうし。

息子がメモした、アケビの皮のレシピ。

アケビの皮の味噌炒め。苦味が大人の味。
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