そろそろ夏休みも終わる。
ほっとしたのも束の間。
「リコーダーの宿題やってないじゃーん!!!」
すっかりリコーダーの存在を忘れていた。
息子にリコーダーと楽譜を渡す。
「これ、どうやって吹くの?」
リコーダー片手に、首を傾げる息子。
ぜんっぜん覚えてないじゃん……。
「まずママが見本を見せるから!」
楽譜を見つつ、うろ覚えでリコーダーを吹いてみる。
「ぴょへ〜〜〜♪」
情けない音だけど。
「ぴょへへへへ〜〜〜♪ ぴょへへ〜〜〜♪」
ちゃんと『もののけ姫』になってる!
「吹けたっ!!!! リコーダー吹くの30年ぶりなのに吹けたっ!!!!」
子どもではなく、親が大喜び。
だてに小学校4年間、中学校3年間、リコーダーを吹き続けたわけじゃない。
考えなくても指が動く。
リコーダーの運指を、身体が覚えている。
結局、息子にドレミファソラシドの吹き方を教えて、今日は終わった。
あと3日で夏休み終わるけど。
『もののけ姫』、吹けるようになるんでしょうか?
