「ママは自分で作ったご飯食べて美味しいと思う?」
と息子。

「うん。美味しいって思う。たまに失敗するけど。」
と私。

「〇〇くんは、自分で作ると、作って満足しちゃうから、美味しくない。ママとか、誰かが作ってくれたご飯のほうが美味しい。」
と息子。

「ああ。確かに、誰かが自分のために作ってくれたご飯って、美味しいよね。」
と私。



つまり。

  • 私 → 自分で作っても、誰かが作っても、大抵のものは美味しいと感じる人。
  • 息子 → 作ることに満足するタイプ。美味しく食べたいときは、人に作ってもらう方がいい。

ということか。

たかが『料理』、
たかが『食べること』。

同じ食事を食べている親子でも、
こんなにも感じ方、考え方が違う。

先日、按田優子さんの『たすかる料理』という本を読んだ。

按田優子さんは、
「料理を作る」というより「食べつなぐ」という感覚で料理をされている方だった。

新感覚。
こういう料理人もいるんだ。

そういえば、ボディービルダーの食事を見ると、
「食事を楽しむというよりは、体を作る栄養素を必要に応じて摂っている」
という印象を受ける。

食べることが好きだから、作るのも好きという人もいるし。
食べることは好きだけど、作るのは苦手という人もいる。
美味しいものが大好きな人もいれば、食べられれば何でもいいという人もいる。

食べること1つとっても、人間って、こんなにも違う。

たすかる料理
按田 優子
2020-11-10



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前日の温野菜の残りでパスタ。