朝イチで
「ジェーン・バーキン死んじゃったねー。あれ? 知らなかった?」
と言われ……。

今日は1日、ジェーン・バーキンのことしか考えられない。

高校生のとき、フランス映画にハマった。
FRaUという雑誌の特集で、ジェーン・バーキンのインタビューを見た。

「すごい人がいる! この人みたいになりたい!」
と、雷が落ちた。

それから、ずっと好き。
私の好きな女性、不動のナンバーワン。

ジェーン・バーキンが出ている映画は、全てTSUTAYAで借りて見た。
ジェーン・バーキンのスタイルブックは即買い。
ジェーン・バーキンのインタビューが載っている雑誌も即買い。
(彼女を初めて知ったFRaUが、いま手元にないのが残念……)

Bunkamuraで行われたコンサートには、2回行った。
最前列で、この目で見た彼女は、忘れられない。

若い時は、とても可愛いスウィンギング・ガール。
しわしわのおばあちゃんになってからは、カッコよくて、でもやっぱり可愛いパリのマダム。

そうか。
もう、生で彼女を見ることはないのか。
もう、彼女の新しいインタビューは読めないのか。

なんで、彼女が載っていた雑誌を断捨離してしまったのだろう。
なんで、彼女のCDを引越しのときに処分してしまったのだろう。

残された2冊のスタイルブック。
若くて可愛いときの彼女が、いっぱい載ってる。

違うんだ。
私は、歳をとった彼女の美しさに、衝撃を受けたんだ。
彼女の意志や、考え方、行動、その姿に魅力されたんだ。

歳をとってからのジェーン・バーキンを、
今のジェーン・バーキンを
もっと見たかった。

そう思いながら、
東日本大震災の直後、
国外へ避難する外国人が多い中、
自費で単身来日して、
無料の復興支援ライブを行った彼女の写真を、
ずっと眺めている。

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もう一度、会いたかったなぁ。