たまに、お味噌汁の味が決まらない時ある。

(まずくはない。でも、なんか違う……。)

お味噌のせい?
と、お味噌をいろいろ試した時期もあったけど。
同じお味噌でも、美味しいときと、なんか違うときがある。

具のせいか?
と思ったときもあるけど。
具沢山の豚汁でも、大根だけでも、美味しいときと、なんか違うときがある。

昨日、
(いつも煮干しと昆布だけど、たまには鰹節と昆布で出汁をとるか。)
と、出汁を変えてみた。

具は白菜と油揚げ。

鰹出汁の良い香りに目を細めながら味をみると、 
(なんか違う。)

お味噌汁に、ほのかに酸味がある。

(大根とか、玉ねぎとか、甘味の出る具材を使ってないからかなぁ?) 

美味しくできたお味噌汁と、
今日作った、ほんのり酸味があるお味噌汁。

この違いと言えば……。

(出汁? 鰹出汁が原因???)
 
実家のおばあちゃんが作るお味噌汁は、煮干し出汁だった。

(煮干し出汁で育ったから、鰹出汁のお味噌汁は、私の口に合わないのかも?!?!?!)
(謎は全て解けた!!!)

なんて思っていたら……。

なんと!!!!

『釣られてから大暴れしたカツオは、体に乳酸が溜まっているから、酸っぱい鰹節になってしまう。』

という、事実が判明!!!




なるほど〜。
"なんか違う"お味噌汁の正体は、
酸っぱい鰹節だったのね〜。

お出汁の世界、奥が深いわぁ。

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お味噌汁が(なんか違う)になってしまったお刺身定食。