東京都美術館で開催中の、『展覧会 岡本太郎』に行ってきた。
(日曜日の夕方だから、お客さんも少ないかも♪)
と思いきや。
(太郎さん、大人気!!!)
とビックリするくらいの人混み。
ド派手な作品たちと、大勢の人に囲まれて、ちょっとクラクラ。
正直、岡本太郎の絵画は、私には圧が強すぎる。
じっと見ていられない。
岡本太郎の言葉に、
『芸術は呪術である。』
とあるけど。
ほんと、呪術さながらの圧力。
見てると頭の奥がズーンと重くなる。
(寝室に飾ったら、眠れなくなりそう……。)
それなのに。
モザイクタイルで描かれた絵や、彫刻、暮らしに根差した作品は、かわいくて好き。
(『明日の日』のフィギュアとか、鯉のぼりとか、部屋に飾りたいわー。)
と思う。
←ちなみに、太陽の塔のフィギュアは家にある。
なんだろう?
岡本太郎作品の、このギャップ……。
(ギャップ萌えなのか???)
そんなことを考えていたら、
太陽の塔の内部、『生命の樹』の模型があった。
見た瞬間、
(カメロケラスだーーーー!!!!!!!)
と心の中で叫んだ。
『生命の樹』に配置されたフィギュアの中に、
カメロケラスのフィギュアが、たくさんあったのだ。
カメロケラスとは、オルドビス紀に生息していた巨大なチョッカクガイの一種。
(息子の大好きな貝が!)
(カメロケラスが!)
(岡本太郎の『生命の樹』に!)
(たくさんいるっ!!!!)
ひとり興奮して写真をバンバン撮る。
果たして。
岡本太郎の『生命の樹』を見て、
カメロケラスの存在に気づく人は、何人いるのだろうか?
みんな、
「イカがいっぱいいる。」
くらいにしか、思っていないのではないか。
家に帰り、写真を息子に見せると、
「カメロケラスだ!」
と即答。
さすが貝好き!!!!!
お目が高い!!!!!
「『太陽の塔』の中は、こんなふうになってるんだって。カメロケラスがいっぱいいるね!」
「次は大阪に、本物の『太陽の塔』を見に行こう!」
息子と約束したのでした。

絵を見たチビッ子が、「怖いー! 帰るー!」と言っていて、(その気持ち、オバちゃんもわかるわ!)と思ったのでした。

カメロケラスがいっぱいいるの、皆さん、見えますかー?
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