息子が手足口病になって、1週間ほど食事がとれませんでした。

手足口病とは

子どもによって、出る症状のひどさが違うようで、うちの息子は手足の発疹はそうでもなかったのですが、口の中の発疹がひどかったです。

特に舌。
口内炎のようなものが舌にたくさんできて、そこから血がにじんでいる状態が約1週間。

お粥→「イタイ!」
おうどん→「イタイ!」
冷製ポタージュ→「イタイ!」
プリン→「イタイ!」
ヨーグルト→「イタイ!」
バナナ→「イタイ!」
ポカリスエット→「イタイ!」

何を食べても「イタイ!」

しまいには、食べ物を見るだけで「イタイ」といって、口を開けない始末。

かろうじて、冷たくて溶けるアイスクリーム(バニラ)だけは食べられることがわかったので、後半は3食アイスクリームとお茶で乗りきりました。

食事以外に、うちの息子は指しゃぶりをするクセがあるので、指しゃぶりで激痛が走るのもつらかったようです。

食べることが好きなのに、ご飯を食べると痛い。
指しゃぶりをすると落ち着くはずなのに、痛い。
痛くてツバも飲み込めないので、口は常に半開き。
猛暑の中、ヨダレダラダラ。なみだダラダラ。

何もしてなくても、不意に痛みが襲ってくるらしく、
「イタイー!  ママ、イタイー!」
と1日に何度も泣きつかれました。

寝ている間も、空腹と痛みで、1時間おきに泣きながら起きていたので、睡眠不足にもなっていたようです。

手足口病ってなんだ?と思っていたのですが、こんなにひどい病気だとは思いませんでした。

子どもがつらい思いをしてると、何もできない親もつらくなりますね、、、

「痛いねぇ、つらいねぇ」
と言いながら、背中をさすることしかできませんでした。

病院で言われたとおり、ちょうど1週間で症状は治まりました。

7日で1週間というリズムは、人間のリズムとしてちょうど良いんだな、と思いました。

7日目の朝、ママのごはんを見て、
「なっとう、食びたい」
と息子がひと言。
「痛い痛いかもよ?」
と言いながら、納豆のないところをひとくちあげると、パクリ。
「あれ? 平気?」
息子も笑顔で、
「なっとう、おかわーり」

結局、納豆ごはんを2膳も食べて、手足口病に苦しんだ日々は終わりました。

笑顔でパクパクご飯を食べる息子を見て、
「食べることって大事だな」
「特に、子どもがご飯を食べられないのは、つらいな」
と改めて思いました。

すべての子どもが、食べることに困らない世界になりますように。