ランドセルの中から、ユニセフのチラシが出てきた。

『すべての子どもに、[ ]を。』
とある。

息子が[ ]の中に、「ありがとう」と書いていた。

「どうして[ありがとう]なの?」
と聞いてみると、
「みんな、ありがとうって言われたら、うれしいかなと思った。」
とのこと。

うんうん。
確かに、うれしい。

募金することにした。

お財布を見ると、10,222円。

うう……。

10,000円札を募金する勇気が、私には、ない……。

222円。
微妙。
いや、222円って、ゾロ目で縁起が良いんじゃない?
うん、縁起がいいぞ!

そう思い込み、222円をいれて、封をする。

「どうしてお金を入れるの?」
と息子。

「世の中にはね、お腹いっぱい食べられない子や、病気になっても治療を受けられない子どもがいっぱいいるの。
そういう子たちに、栄養のあるものを食べさせたり、病気にならないようにワクチンを打つには、お金が必要なの。
そのお金を、袋に入れてるの。募金って言うんだよ。」
と私。

「少ない?」
と息子が聞いてきた。

「(ドキーッ)んー。栄養補助食が6袋も買えるから、良いと思う。」
と私。

募金も寄付もお賽銭もプレゼントも金額じゃない!!!
と思いつつ、
金額を気にしてしまう。
小市民だもの。

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大道芸とかも、見終わってお金を箱に入れるとき、いくら入れるかでドキドキする。