内田舞さん(小児精神科医、脳科学者)の話がおもしろかった。




うつ病は、遺伝的要因が大きいのだそう。

性格やIQが、遺伝的要因が大きいのは知っていたけど。

うつ病もそうであるとは!

内田舞さん曰く、
fMRIという装置を使うと、
うつ病の遺伝的要因を持っている人は、
脳の扁桃体という部分が、
ネガティブなものに強く反応するそう。

(うつ病の遺伝的要因を持たない人は、ネガティブやポジティブなものに対する脳の扁桃体の反応が一定。)

つまり、うつ病の遺伝的要因を持っている人は、ネガティブなものに強く脳が反応してしまうということ。

それじゃあ、うつ病になりやすいだろうなぁ。
ふむふむ。

そういえば。

私の周りにいる、メンタル系の薬を飲んでいる人たちも、そういう特徴があるかも。

その人たちに共通するのは

  • ワイドショーや写真週刊誌が好き。
  • 暴露系、噂話系のYouTubeが好き。
  • 悲しくなるようなドキュメンタリー番組や、警察24時など暴力的なテレビ番組が好き。
  • 世間話が、有名人の不祥事や、残酷な事件・事故、不平等や貧困の話であることが多い。
  • 愚痴や悪口、妬みの話が多い。

という点。

これってつまり、その人たちの脳が、ネガティブなものに強く反応してるからなのかも。

今までは
「この人たち、ネガティブなことばかり話すな……。」
「どうしてそんなに悲しくなるような物ばかり見るんだろう?」
「そんな嫌な気持ちになるなら、見なきゃいいのに。」
と思っていたけど。

脳が勝手に、ネガティブなものに強く反応しちゃうんだから、本人たちもやめられないんだろうな。

納得。

ちなみに、
  • 『再評価』という認知行動療法の手法で、自分の考え方をあらためる。
  • 『他人に親切にする』など、『他人の役に立つ行動』をとってみる。
これらの行為で、抑うつを和らげることができるそう。

うつ病のことだけでなく、
日常生活でも、子育てにも、ヒントになる話が多かった。

おもしろくて、何度も繰り返し見てしまった。

私の言葉だけでは足りないので、ぜひ動画を見てほしい。


『しずかちゃん』の話も、なるほどなぁと思った。