息子が保育園児だった頃、いちばんの心配は
「お友だちと遊ばないこと」
だった。

年長さんの夏になって、ようやくAくん(息子と同じ発達ゆっくりさん)と仲良くなって安心したけど……。
Aくんは他の学校に行ってしまうから、小学校生活は心配だった。

そしたら、同じ保育園だったBくんが同じ支援級で、入学式でビックリ。

2人とも、不安だった小学校生活で、知っているお友だちがいることに安心したのか、急速に仲良くなった。

「友だちができてひと安心!」
と思っていたら、
息子とBくんは性格が真逆。

のんびりゆっくりな息子に、
活発で口が達者なBくんはイライラ。
いろいろトラブルが増えた。

最初は思いもしなかったトラブルにハラハラしたけど、
一年経って、だいぶ息子も私も落ち着いてきた。

Bくんは感情が豊か。
それを態度や言葉でどんどん表現して、周りを巻き込んでいくタイプ。

保育園のときは、それが原因で、気の強いお友だちとよくケンカになっていた。

息子は気が弱いので、ケンカにはならない。
先生いわく、Bくんが言葉で息子を責め、息子が泣いてしまうパターンが多いらしい。
Bくん的には、息子の『暖簾に腕押し』な性格が、イライラするようだ。

トラブルがあるたび、息子と話し合う。

  • 世の中には、いろんな人がいる。
  • 優しい人もいれば、意地悪な人もいる。
  • いろんな人がいるから、おもしろい。
  • もし自分と合わない人がいたら、無理に合わせなくていい。
  • 相手に意地悪する必要はないけど、仲良くもしない。
  • 自分に意地悪する人がいたら、まず「やめて」と言う。
  • 言ってもダメなら、すぐに逃げる。
  • それでも相手がしつこいようなら、他の人(ママや先生)に相談する。
  • 〇〇くんは、自分に優しくしてくれる人、自分のことを好きだと言ってくれる人と仲良くすればいい。
  • それ以外の人は、「こういう人もいるよね」と、気にしないこと。


学校を出て、特定の職場でずっと働くようになると、人間関係の新しい出会いが少なくなる。

小学生になった息子を見て、
『学校生活って、勉強だけでなく、人間関係を学ぶ場所でもあるんだな』
と思った。

支援級は、クラス替えがない。
Bくんとは、6年間同じクラスかもしれない。
息子とBくん、一緒に成長しつつ、うまく折り合いをつけられるようになるといいな。

FullSizeRender
おかげさまで、私は発達ゆっくりさんな子を持つママ友が増えました。