絵を見るのが好きなので、美術館は好きだ。

息子も、絵を描くことや工作が好きだし、
街中に銅像があると興味津々。

息子が『太陽の塔』にハマったときは、岡本太郎記念館によく通った。

駅ポスターにあった千手観音を見たいと言ったときは、東京国立博物館にも連れていった。

ネットを見ると、子どもを連れて美術館に行くことは、賛否両論。

「子連れで美術館なんてとんでもない。」
「親の趣味に付き合わされる子どもがかわいそう。」
「子どもに分かるの?」
「子どもOKの日など、一般客と分けてほしい。」
「子どもの入館は中学生からが妥当。」
などなど、
否定的な意見が目立つ。

……。


私は、子どもが美術館に行くことは良いことだと思う。

心が柔軟なうちに、名作にたくさん触れて、いろんなことを感じたほうが良いと思う。

息子を見ていると、子どもであっても、興味を持った作品はよく観る。

子どもは子どもなりに、何か感じたり考えたりしている。

ただ、興味がない展示のときは全く見ないから、そのときは潔く退出する。
(モネ展はぜんぜんダメだったなぁ……)

それと、子どもは飽きっぽいから、美術館の滞在時間は短めに。

入る前に
「話すときはアリさんの声で。美術館の中は歩く。作品は触らずによく見る。」
と伝えておけば、ほぼ大丈夫。

美術館に行ったあと、
作品をマネして絵を描いたり、
同じものを作りたいと言い出す息子。

そんな息子を見ると、子どもが美術館に行くことは、メリットしかないように思う。

問題があるとすれば、
子どもが美術館に来ることを嫌がる大人と、どう折り合いをつけるかだ。

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息子3歳。ブロックで作った太陽の塔を手に、岡本太郎記念館へ。