私が、
「親になったんだなぁ……」
と思うとき。

それは、
食べ物のことを考えているとき。

子どもが生まれてから
  • 「母乳は足りてる?!」
  • 「授乳中は、刺激のあるもの、アイスのような冷たいもの、甘いもの、脂っこいものは食べちゃダメなんだよね……」
  • 「おでかけするから、粉ミルク・哺乳瓶・熱湯・湯ざましをカバンに入れなきゃ!」
  • 「お腹が減って泣いてるのかな?」
  • 「離乳食、どうやって進めたらいいの?」
  • 「卵や乳製品は、いつになったらあげよう?」
  • 「子どもの離乳食と大人のご飯、別に作るの大変だな……」
  • 「疲れてるなか頑張って作ったのに、ぜんぜん食べないっ!」
  • 「夕飯、お刺身にしたいけど、子どもはまだナマモノが食べられないし……。子どものご飯何にしよう?」
  • 「タイ料理美味しそう〜。だけど、息子が匂いや香辛料を嫌がるから、食べられないな……」
  • 「ぜんぜん野菜食べない……。どうしたら食べてくれるんだろう?」
  • 「魚の骨がイヤ、肉の筋がイヤって、じゃあ何を食べられるの???」
  • 「長期休みは、3食のご飯を考えるのが大変だよ〜。」
  • 「給食、ありがたいな。」
  • 「今日、何食べよう?」

 

と、書き始めたら、キリがないほど、

毎日食べ物のことを考えている。

それも、
"自分の食べる物"でなくて、
"子どもの食べる物"。

人間の三大欲求のひとつ、食欲。
それが、自分主体ではなく、子ども主体になってしまった。

そのことに気づいたとき
「あぁ、私、親になったんだなぁ……」
と、しみじみ思った。

そして今日も、
「明日のお弁当のおかず、どうしよう?」
「今日のお弁当の魚、食べられるかな?」
「彩りが悪いなぁ。しば漬けで赤色を足すか。」
と考えながら、
学童に持っていくお弁当を作っている。

自分のお弁当は、余ったおかずをポイポイ詰めただけなのに。

来週で夏休みも終わり。
お弁当作りは、しばらくお休み。

だけど、
子どもの食べ物を心配する日々は、
これからも続く。

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本日の私弁当。ごはんにのっけ弁。