しみじみと、良いお話だった。
優しい人には、優しい人が集まってくる。
もちろん、優しくない人もいる。
でも、優しい人が助けてくれる。
"人材"ではなく、"ひと"との繋がり。
"ひと"を失っても、
"ひと"との繋がりで、
また"ひと"は再生していく。
派手な展開はない。
あるのは、主人公の周り、半径1メートルのお話。
悲しい出来事があっても、"ひと"との関わりで、
ゆっくり、着実に、
前に向かっていく主人公。
読むと優しい気持ちになる。
主人公やその周りの人を応援したくなる。
そんなお話。
何があっても、
相手の気持ちに寄り添い、
決して人の悪口を言わない主人公。
読んでいて、気持ちよかった。
砂町銀座商店街に、コロッケを買いに行きたくなる。
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