ブロックで風車(ふうしゃ)を作ってたら、途中で壊れてしまったとき。
絵を描いていて、間違えてしまったとき。
etc …。

うまくいかなかったとき、失敗したときの、
これまでの息子の反応は、
  • 大泣きする。
  • 怒って物を投げる。
  • 「ママママママーッ!!!」と私に八つ当たりする。

だった。

それが最近、
  • 自分の頭をポカポカ叩く。
  • 自分の髪の毛をグイグイ引っぱる。
  • 「どうせ〇〇くんは馬鹿なんでしょ!」と拗ねる。

に変わった。

「やややややっ?! これは自傷行為?!」
と不安になった私。

児童発達支援の方に相談してみた。

すると意外な答え。

「これまでは、〝失敗したこと〟に対して怒ってたのが、〝失敗した自分〟に気づくようになって、その自分に怒ってるのかもしれませんね。」

「だとしたら、〝失敗したこと〟だけでなく、〝失敗した自分〟を分かるようになったぶん、成長してるのかもしれません。」

とのこと。

なるほどーーー!!!

息子、自分を客観的に見られるようになってきてるのかーーー?!?!?!

せ、成長してる〜〜〜!!!

「もしくは保育園のお友だちで、自分の頭を叩いたり、自分の髪の毛をグイグイ引っ張る子がいて、その子のマネをしているのかも。」

むむむ。
その可能性、無きにしも非ず。
保育園の先生にも聞いてみよう。

「血が出るまで叩いたり、髪の毛がゴッソリ抜けるほど引っ張ったりしますか? 長時間やり続けるとか?」

「それはないです。私が手で押さえれば、やめます。」

「それなら大丈夫。しばらく様子を見ましょう。叩いたり、髪の毛を引っ張る行為が酷くなったり、長くなるようでしたら、また相談してくださいね。」



プロだから当然かもしれないけど。
相談したときに、すぐにいくつかの可能性を考えて答えられるって。
児童発達支援の方、すごいなぁと思う。

私なんて、目の前の現象(頭ポカポカ髪の毛グイグイ)だけ見て、
「自傷行為?!」
「問題行動?!」
と不安になっていた。

目の前の出来ごとの奥にある、本質のようなものを、見ようとしていなかった。

児童発達支援に通って良かったなぁと思うし、
客観的に見てくれる「第三者の存在」って、大事だなぁと思った。

何かあったとき、当事者だけだと煮詰まったり、本質が見えなかったりする。
家族だと、身内というフィルターがかかって、目が曇ったりする。

だから、

「相談できる第三者」
「信頼できる他人」
の存在は重要。

その人たちの客観的な意見は、正解ではなくても、問題に風穴を開けてくれたりする。

息子も私も、世の中の人すべてが、そういう存在を持てたら。
そうすれば、生きづらさを感じている人も、生きやすくなるだろうな。

そして息子も私も、誰かのそういう存在になれたら、いいなと思う。

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ただし、信頼できない人の意見は、参考にしてはならぬ。