休日の公園遊び。

おやつタイムにカップアイスを食べようとしたら……。
「スプーンがない!」

そう。
カップアイスを買ったのに、スプーンがついてなかったのである。

コンビニに戻るには遠い。
スプーンは持ち歩いてない。
蓋はフニャフニャしてスプーンになりそうにない。
カップをやぶいて齧ろうかと思ったけど、思いの外カップが丈夫でやぶけない。

悩んでる間に、アイスはだんだん溶けてくる。

カップアイスを片手に困っていたら、だんだんおかしくなってきて、
「アイス食べるのにスプーンがないなんて〜。あははは〜っ!」
と笑いだしてしまった。

「さてどうしようか〜。困ったね〜。ははははは〜っ!」
と息子に声をかけながらも、笑いが止まらない。

すると息子が
「笑うんじゃない! 困ってる人を、笑っちゃダメなんだよっ!」
と怒りだした。

スプーンがなくて困ってる自分を、私に笑われたと思ったらしい。

「いやいや。ママが笑ってるのは、〇〇くんのことじゃないよ。アイスにスプーンがついてないことがおかしくて笑ってるんだよ。」
と、笑いつつ否定する私。

「困ってる人を笑うんじゃない!」
と怒り続ける息子。

(そんなこと言うようになったんだ〜)
と感心しつつ、
(いやでも、〇〇くんのこと笑ってるわけじゃないし。勘違いひどくないか?!)
と思ってみたり。

息子はよく
「〇〇くんのせいなんだね」
と、自分のせいにして逆ギレするところがあるから、ネガティヴ思考なのかも。

とりあえず
「ごめんね〜。ママ、困ったことがあると、笑っちゃう性格なんだよ〜。」
と意味不明な説明。

「でも、困ってる人を笑うのはダメだよね」
と息子の意見には同意。

困ってる"息子"を笑ったわけじゃなくて、
アイスにスプーンがなくてオロオロしてる"状況"がおかしくて笑ったんだけど。。。

うまく伝わったかなぁ。

まぁ、私の職場に来るお客様でも、にこやかな店員に対して
「自分の訛りを笑った。」
とか
「自分の障害を見て笑った。」
とか、いろいろ言ってくる人もいるし……。

"笑い"って難しいな。
と、芸人みたいなことを考えたのでした。

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おやつに持ってきていたペロペロキャンディーを使って、アイスは無事に食べられました♪