気づいた時には、ページをめくる手が止まらなくなってた。



物語が、二転三転どころか、二十回転三十回転した気がする。

読みながら雪崩に巻き込まれて、
ぐるぐるぐるーっと目を回してる間に、
いつの間にかラストに着地してた感じ。

「あ。」
と思った時には、読み終わってた。

よくまぁ、こんなストーリーを思いつくこと!!!
と感嘆の声しか出ない。

伊坂幸太郎作品でおなじみの"あの人"が出てくるけど、
"あの人"が何故人気があるのか、よくわかる。

まったく、いい人なんだか悪い人なんだか、よくわからない。

でも、"あの人"がいるかぎり、悪くはならないだろうと思わせる、安心感がある。

だからみんな、"あの人"が好きなのかも。

もちろん私も、小説の中で出会えると嬉しいくらい、好き。

"犯罪者"だらけなんだけど、みんな幸せになってほしいなと思った。

おもしろくて、目が回って、罪を犯した人にもちょっと優しい。

良い小説だった。


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あぁ…。
帯に"泥棒"とか"騙し合い"とか書いてあった……(°_°)