食べることが好きなので、読んでて楽しくて、ずーっと見ていられる本だった。



器の写真だけでなく、
美味しいご飯が盛りつけられた、器の写真が盛りだくさん。
そこがいい。

器だけの本なら、こんなにおもしろくなかった。

器と食べ物。
二つで一つなのだな、と思う。


私が、すごく参考になったのは、この3つ。


1、
無難な白皿だからこそ素敵に見せるのは難しい。
選ぶなら個性的なデザインのものを。

2、
セットでそろえても青なら後悔しない。

3、
ご飯を型抜きにすれば、プレートに盛り付けるなどご飯茶碗なしのうつわ合わせが楽しめる。



ひとり暮らしを始めたころ、食器はすべて無印良品の白で統一したことがあった。
盛りつけや、器あわせに自信がなかったから。

結果的に、当たり障りのない食卓になったけど、
素敵な食卓!ともならなかった。

その理由が、この本を読んでわかった。

今は、
無印良品の白い器と、
波佐見焼の青い器をメインに作っている。

見た目の綺麗さと、買いやすさ、電子レンジや食洗機OKなどの理由で選んだ。

でも最近、
陶器(特に粉引き)や木の器に惹かれる自分に気づいた。

陶器の土の感じ、木の器の肌触りがいい。
素朴な見た目も好き。

陶器や木の器で、
大皿(8寸)と中皿(6寸)、豆皿(3寸)が欲しいなぁ。

あと、ご飯用の型抜き。
ワンプレートが楽しくなりそう。

料理も盛りつけも得意じゃないけど、
素敵な器で、美味しく食べたい。

そう思える本だった。


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原依子さんの絵付けの器も、とてもかわいいんだよなぁ。