息子、突然のリクエスト。
「森に行きたい」
午前中、保育園。
午後、児童発達支援。
すべての予定が終わるのは、15時。
15時から森に?!
日の入りが19時くらいだから、時間はあるとして……。
問題は、虫。
蚊もさることながら、夏〜秋はスズメバチが怖い。
いろいろ考えて、
「やめよー。夏の森はやめよー。」
と言ったものの、
いちど「森スイッチ」が入った息子は、言うことを聞かない。
押しに弱い私。
「短いハイキングコースならいいか……。」
と思ってしまい、息子を連れて電車でGO。
1時間後。
ついたのは北鎌倉。
浄智寺の横から源氏山ハイキングコースに入り、鎌倉駅へ出るコース。
小学校の遠足から、何度も登っているコース。
息子とも、2年前に「大仏〜鎌倉駅」のコースを登っている。
だけど。
森(山)って、何度来ても、新鮮。
新しい植物が生えていたり、
季節によって見る花が違っていたり、
もともとあった木が成長しているからだろうか?
いつ来ても、初めて来た感じがする。
森林浴? マイナスイオン? 山の神様?
木々が風にそよぐ音。
木洩れ日。
霧。
眼下に広がる樹海。
それらを見てると、心が洗われる感じがする。
とは言え、
「ハチが来ませんように〜」
「息子が滑落しませんように〜」
と祈りながら登るハイキングコースは、結構ハラハラ。
途中、いろんな種類の蝶に会い、
「蝶々が目の前を飛んだら、良いことがある」
と勝手に思い込んでいる私は、
「大丈夫。こんなにたくさんの蝶々に会えるんだから、きっと大丈夫」
と自分に言い聞かせて、木の根っこをよじ登る。
息子も、大好きなキノコを道で見つけては、
「キノコちゃんが、〇〇くんが転ばないようにって、見ててくれるの」
と言いながら、たまに滑って泥まみれになっている。
蝶といい、キノコといい。
息子も私も、似たような感性だな。
親子で不思議ちゃんかもしれない。
何はともあれ。
蝶々のおかげか、キノコちゃんのおかげか。
無事、森の探検(山ハイキング)終了。
次は、大仏様まで行ってみようと言いつつ、鎌倉駅へと向かったのでした。
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