読みながら何度も
「へぇぇぇぇぇーーーっっっ!」
と唸った本。
おそらく、いちどは学校で習ったことなんだろうけど。。。
すっかり忘れ去ってたので、
すごく新鮮な気持ちで読めた。
- 私たちが見ている物は、その物自体ではなく、物が反射している光である。
- 山びこが何度も返ってくるのは、山の表面が平らではなく、凸凹があるため。
- 化学は「どう反応するのか?」を調べ、物理学では「なぜ反応するのか?」を調べる。
- 床に置いてある物を引っ張るとき、床の表面が凸凹していれば摩擦力が働いて重く感じる(床の表面と物体の表面の原子がぶつかり合い、原子同士の間に電磁気力が働くから)。
- 雲は雲粒と呼ばれる軽くて小さい粒の集まりのため、空気抵抗を受けやすく、なかなか落ちてこない。よって、浮かんでいるように見える。
- 昼間の空が青いのは、波長の短い青い光が散乱しているから。朝焼けや夕焼けが赤いのは、太陽が遠い位置になり、青い光が届かなくなるから。
- 摩擦のない宇宙では、いちど回転した物は止まらない。だから地球は回り続けている。
- 地球以外の星に生命体が存在する可能性は十分にある。
- etc etc……
数えあげたらキリがないほど、
「へぇぇぇぇぇーーーっっっ!」
と唸った。
キリがないので、ここには載せてない。
(気になったら、この本を読んでね)
物理学って、難しくて、文系の私には無縁の学問だと思ってたけど。。。
哲学のようで、スピリチュアルなようで、謎解きゲームのようで、おもしろい!
タイトルにある通り、文系でも楽しく読めた。
最後に、
私が「スッゲー!」と思った箇所を引用して、終わります。
- 見るということは、反射した光を受け取ることであり、その刺激が脳に信号を送り、脳内で映像を構成することである。そう考えると、見えている(と感じている)ものが真実とは限らない。
- 見る人によって時間と空間は異なるという相対性理論、人間が観測することで波のように曖昧な存在だったものが粒という確かな存在に変わるという量子論を思い返せば(中略)、一人ひとり、あるいは一匹一匹で世界は違っているのかもしれない。私には私の世界があり、あなたにはあなたの世界があり、あの犬にはあの犬の世界が、この猫にはこの猫の世界があるのかもしれない。
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