いま読んでいる小説に出てきた、
「自分のために料理を作る」
という言葉が、すごく印象に残っている。

BUTTER (新潮文庫 ゆ 14-3)
柚木 麻子
2020-01-29



「自分のために料理を作ることは、自分を大切にすること」

そうか。

自分の食べたいものを作る。
体のことを考えて食材を選ぶ。
わざわざ台所に立つ。
盛り付ける器を選ぶ。

自分のために、これらのことをするって、
自分を大切にする行為なんだ。

もちろん、
外食も、買ってきたお惣菜も、否定しない。

自分が食べたいって思ったのなら、それが正解。

サッポロ一番だって、自分が食べたくて作ったのなら、自分を大切にしている証拠。

いちばん良くないのは、
「時間がないから」「お金がないから」「とりあえず何でも良いから」
という理由で、
テキトーに食事をすることかも。

私は、
「家族のために料理を作る」
ことが多い。

そうなると、自分が食べたいものを、ガマンすることが多い。

「家族のために料理を作る」が当たり前になって、
「自分のために料理を作る」ことがほとんどなくなって、
「自分を蔑ろ」にしてたのかもしれない。

世の中の「お母さん」って、
こういう人が多いんじゃないかな。

自分を蔑ろにしてまで、
家族を大切にする必要はない。
と思う。

メンバー全員が大切にされてこそ、
家族だ。

というわけで、もっと自分のために料理をしようと思う。

疲れたときは、お肉やお魚を焼いて、カット野菜を添えるだけでもいい。

私は大好きなのに、家族が苦手だからという理由で、
ずっと作ってなかったグラタンやシチューだって、この冬は作ろう。

もしそれで、
「ママのご飯、イヤ」
って言われたら、
「じゃあ、自分で自分の食べたいものを作ろう!」
って、言えばいいだけ。
料理を教えるチャンスかも。

結婚してから、料理が義務になってたけど。。。

もっと自分のために、作って、食べよう。

IMG_1974
買ってきた餃子と、冷蔵庫の残り物で用意したひとりごはん。
餃子大好きだから、嬉しい。