開かずの扉だった、西側の窓。
そこを開けるようになってから、
毎日、空を見あげるようになった。
毎朝、空気のにおいを嗅ぐようになった。

今日は雲ひとつない青空。気持ちいいなぁ。
雲はあるけど、青空と白い雲のコントラストが綺麗だなぁ。
空いちめん、鈍色の雲。折り畳み傘を持っていこう。

毎朝、空を見ながら、ひとり天気予報をしている。
だいたい当たる。

気温も、朝の空気のにおいで、だいたい分かる。

今日はひんやり、冬の空気。マフラーを持っていこう。
お、春の風が吹いてる。上着は春物にしよう。

そんなふうに、朝の空と空気で、服装も選べるようになった。

だから、天気予報は見なくなった。

空を見上げる。つまり、上を向く。
空気のにおいを嗅ぐ。ついでに深呼吸。

そのおかげか、朝窓を開けるたびに、前向きな気持ちになる。
今日もいい1日になりそう♪ と思う。

残念なのは、よく開かずの窓に遊びにきていたスズメが、
私が窓を開けるから、遊びに来れなくなったこと。

チュンチュンチュン。
かわいい鳴き声に目覚めて、
レースのカーテンに映る、丸っこいシルエットに癒される。
それがなくなってしまったのは、残念。

今は、お向かいの屋根や、電信柱で鳴いているスズメを見て、
「また遊びにきてね」
と思ってる。

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ツバメと並んで、スズメも好き。