妖艶。

綺麗なんだけど、単純に、「綺麗」とだけは言いきれない。
不思議な艶やかさ。

そして、ちょっと怖い気もする。
酒井駒子さんの絵。

文章も、同じだった。


随筆のはずなのに、ほんのり怖い。
不思議な物語を読んでいるよう。

描かれているのは、子どもの絵。
書かれているのは、日常生活。

それだけ。
それだけなのに。

読んでいると、ぞわっとする。

美しい絵と、
美しい文章なのに、
不穏な気持ちになる。

酒井駒子さんの個性に、圧倒される。

才能があるって、こういうことか。

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森の生活は、死が身近にある。
そこがまた、不思議な怖さにつながってるのかな??