知り合いに、仕事の愚痴や人の悪口をよく言う人がいる。
合えば必ず、なんかしら文句を言ってる。
「この人にとって、愚痴や悪口や文句は、ライフワークなんだな」
と思って、気にしないでいる。
（あまりにしつこくてイラッとしたときは、心の中でB'zを熱唱して聞き流してる）
その人は、愚痴や悪口や文句が多すぎて、他人とトラブルを起こすこともしょっちゅう。
「他人のことは、そんなに気にしなくてもいいんじゃない？」
と言っても、
「気になっちゃう性分なんだよ」
と言って、聞く耳を持たない。
その繰り返し。
ふと、思った。
この人は、
「他人が気になる性分」
じゃなくて
「軸が、他人にある人」
なんじゃないか。
考え方や行動の基準が、自分にあるんじゃなくて、他人にある。
常に他人の軸で動いているから、他人のことが気になってしょうがない。
「自分の軸がない人」なんだ、と。
自分の軸があれば、
他人を思いやることはできても、他人に振り回されることはない。
自分の軸がないと、
他人の振る舞いが自分の基準になってしまうので、他人に振り回される。
「もっと自分の軸を持ったら？ 他人の考えや行動を基準に、自分の感情を決めないほうがいいよ」
と、言ってみようかしら。
自分の軸を持つって難しいけどね……。
私もいつもブレブレ。
ただ、カフェで頼むのはホットミルクティーか、ホットココア。
ちっちゃな自分基準。
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