いつものように、プラレールで遊んでいた息子。

うまく組み立てられなかったとき、
せっかく作ったレイアウトが壊れてしまったとき、
息子はいつも、号泣&激怒。

その日も、部屋から癇癪を起こしてる声がするので、料理を作る手を休めて、息子のところへ。

「どうしたの?」
「うまく作れなかったの?」
と聞くと、息子、泣きながら
「さみしかったのっ」
とひと言。

……。
え?

(さみしいって単語、覚えたんだ!)

驚きつつ、
「プラレールうまく作れなかったから、さみしいの?」
と聞くと
「ママが  いっしょに  つくってくれなかったから  さみしいの」
と言うではありませんか……!!

(使い方も合ってる!)

息子が新しい単語を覚えたこともさることながら、
「さみしい」
という言葉の重みが、ずしーんときたのでした。

「さみしいって、ずいぶん悲しい言葉を覚えちゃったな」


悲しい言葉でも、自分の気持ちを伝える言葉を覚えるのは、大切です。

自分の気持ちを理解するにも、
相手に伝えるにも、
言葉をたくさん知っているに越したことはありません。

今回も、息子の「さみしい」のおかげで、

「せっかくお迎えにいって家に帰ってきたのに、洗濯だ!料理だ!と、息子のことほったらかしだったな」

と、気づいて反省することができました。

家事は人生のメインではない!
私の人生のメインは、
「息子と遊ぶこと」
「本を読むこと」
だったわー。

息子の言葉が増えて、ケンカすることも増えたけど、育児はだいぶ楽になりました。

「言葉って、人間をつくるんだなぁ」
と、つくづく思います。

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常用漢字は「寂しい」なので、公的な書面では「寂」の字を使った方が良いそうです。