保育園の先生から、
「言葉の遅れ、音に敏感、お友だちと遊ばない」
という指摘を受けて、
「3歳児健診で相談してみてください」
と言われなかったら。。。
私はきっと
「他の子より、少し発達が遅い子」
「ひとり遊びが好きな子」
として、息子を普通に幼稚園に通わせていたと思う。
自分の子どもが、
「発達障害かも?」
なんて、疑うことはなかった。
自閉症スペクトラム(ASD)の本を読んで、発達障害のことを勉強することもなかった。
そのつながりで、自分がHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)だと気づくこともなかった。
自分が小さい頃から、
「疲れやすい」
「神経質」
「すぐに泣く」
と、周りの大人から言われていたことは知っている。
でも、私も周りの大人も、それがHSPの特性だとは気づいていなかっただろう。
「そういう子」
という認識しかなかったはずだ。
息子も、自閉症スペクトラムの軽度なので、周りの大人たちには
「私たちの時代にも、こういう子はいっぱいいたけどねぇ」
と言われる。
「発達障害だなんて、言わなかったわよ」
と。
発達障害が広く認識されたのが、最近だから仕方ない。
言ってる人も、何をもって発達障害というか、よく分かってないのだろう。
言葉の遅れや、目立った特徴的な行動がなければ、親は自分の子どもを、
「他の子と変わらない」
と信じて疑わないだろうし。。。
発達障害と気づかずに、大変な思いをしている人。
発達障害と気づいてもらえずに、つらい思いをしている子ども。
きっと、いっぱいいるだろう。
「手のかかる子」
「空気の読めない人」
「めんどくさいヤツ」
という認識で、周りからいじめられたり、誰にも救いを求められない人もいるだろう。
他人は、自分と同じようには考えない。
他人は、自分と同じことができるわけではない。
それを、多くの人が認めて、歩み寄ることを忘れなければ、自分も他人も、もっと幸せになれるのにな。
息子は運転、できるかな?
私は、怖くてできません。
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