2019年の読書始め。

私が1月に読んだ本の中で、はえある第1位に選んだのは……。

  • 『サラバ!』西加奈子、小学館文庫 
に決定!!!

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本屋大賞や直木賞を受賞したとき読んだ人には、
「何を今更?」
と言われそうですが……。

本屋さんで、「いま売れてます!」とか「話題の本!」というポップとともに平積みされてるのを見ると、あえて読むのを避けてしまう性格なので……。
(ひねくれててごめんなさい)

いやはや。

『サラバ!』
良かったです!
読んだ友人がみな
「良かった!」
と絶賛していましたが、ほんとに
「良かった」
です。

なんか、
「読むと憑き物が落ちる」
小説でした。

「私は私」
という、当たり前なのに、忘れがちなことを、改めて教えてくれます。

人は大人になるにつれて
「他人から見られてる自分」
「他人からの評価」
を意識するようになります。

でも、
「他人」
を気にしすぎると、
「自分」
を見失います。

私はこの本を読んで、
「自分を見失ってる自分」
に気づくことができました。

この本を絶賛してる人たちも、そうじゃないかと思います。

この本を読んで、「自分」を取り戻したから、「自分」を取り戻そうと思ったから、絶賛してるんだと思います。

今は特に、SNSなどで
「他人の視線」
「他人の評価」
にさらされがちです。

『サラバ!』は、そういう時代に合った、そういう世界に現れた、「すくいぬし」のような小説でした。
(「すくいぬし」について知りたい人は、作品を読んでね♪ )


以下、私が1月に読んだ本の感想です。


サラバ! (中) (小学館文庫)
西 加奈子
2017-10-06




「サラバ!(中)」西加奈子、小学館文庫


「自分で、自分の信じるものを見つけなあかん」
矢田のおばちゃん、いいこと言う。
さすがボス。
その言葉で、似てるようで似てないヤコブと須玖のことを思い出した。
主人公は、自分で自分の信じるものを見つけられるだろうか。
それにしても、父、圷健太郎さんが良い人すぎる。涙でそうになった。

サラバ! (下) (小学館文庫)
西 加奈子
2017-10-06



「サラバ!(下)」西加奈子、小学館文庫


読むと憑き物が落ちる小説。
揺れてる人、ブレてる人、信じるものがない人、自分の軸がない人。
いろんな言い方があるけど、この小説の言葉を借りるなら、
「自分の信じるものを誰かに決めさせてる人」
は、読むとすごく救われると思う。
最後に、私の好きな貴子の言葉。
「でも私は私を信じる。私が私でい続けたことを、信じているの。」

「自分に自信をつける最高の方法」常冨泰弘、三笠書房


⚫︎ポジティブな思い込み。
⚫︎嫌われない努力より自分を大切にする。

きのう、きょう、あした。
つばた英子
2017-11-17




「きのう、きょう、あした。」つばた英子・つばたしゅういち、主婦と生活社


おばあちゃん子だったので、英子さんに癒される。
こういう暮らしも、人生の選択肢のひとつ。


あしたも、こはるびより。
つばた英子
2016-03-11




「あしたも、こはるびより。」つばた英子・つばたしゅういち、主婦と生活社


睦まじい。ほんとに、仲睦まじい。
そしてかわいい。
おじいちゃんとおばあちゃんの写真集。





「狭くても忙しくてもお金がなくてもできる  ていねいなひとり暮らし」shoko 、すばる舎


女性のミニマリストさんは、シンプルな中に、飾る収納などの「かわいい」があって良い。
その人の「好き」が表現された暮らしは、見てて楽しい。




『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』武田友紀、飛鳥新社


自分はHSPじゃないかと薄々感じていたのですが……。
この本を読んで、自分は「繊細さんだ!」と認められたことで、だいぶスッキリしました。
「私はこれが好き」「こうしたい」「~はキライ」など、自分の本音を大切にすることが、繊細さんにはとっても大事だと、勉強になりました。


「人生が整う家事の習慣」本間朝子、他・西東社


「家族が裏返しで脱いだ衣類に、イライラする必要はありません。そのまま干して、そのままたたんでおいても、着るときには自分で表に返すでしょう。」
というアドバイスが、ものすごく参考になった。

以上、私が2019年1月に読んだ本でした!