愚痴が原因だった。 

優先順位の上位にある、アウトプットができなくなるまで、気づかなかった。

メンタルがちょっとずつダメージを受けていた。

「メンタルのかすり傷」は、目に見えないだけに、やっかい。

目に見えて嫌なことがあってメンタルがダメージを受けているなら、まだマシ。
原因がはっきりしてるから、早く対応できる。

問題は、今回のような「メンタルのかすり傷」が積み重なったダメージ。
重症になってから気づく、または気づかず「なんとなく不調」が続くから困る。

「メンタルのかすり傷」とは、「道で言い争いをしている人を見た」とか「車にひかれた動物を見た」とか、直接自分が被害を受けてないけど、見たり聞いたりして、嫌な気持ちになることをいう(わたし定義)。

今回の私は、
「愚痴をたくさん聞かされる」「虐待や殺人など、悪いニュースの話をされる」
が原因。

先週からいろんな人に愚痴を言われる機会があり、テキトーに流したり、真剣にアドバイスしたりするうちに、自分もダメージを受けてた。

愚痴とか、悪いニュースとか、「自分には関係ないんだから、テキトーに聞き流せばいい」と思う。
でも耳にした瞬間、必ず心の中に、ジワーッとネガティブな感情が広がる。
(愚痴や悪いことを、聞くのも話すのも大好きという人は、テンションあがるのかな……)

大抵の人は、愚痴や悪いニュースを聞いても、ハッピーにはならないと思う。

特に愚痴は、自分のネガティブな感情を、他人に共感してもらう行為なので、言ってる方はスッキリするかもしれないけど、聞かされる方はネガティブな感情の共感を強要されるので、スッキリしない。
それどころか、モヤモヤが残る。

私も、絶対に愚痴を言わない、とは言えない。
イラっとかモヤッとすることはいっぱいある。

でも、愚痴の原因を解消したいのなら、行動したり調べたり、もっと適切な人に相談をして具体的なアドバイスを求めたほうが良いのでは?と思う。

私に愚痴を言う人は、私が「それは違うよ!」と他人の意見を否定するタイプではないことを知っている(はず)。
自分の心理的安全が守られてるから、私に愚痴を言っているんだろう。
言うだけ言って、「どうしたら良いと思う?」と聞いてこないから、きっとそうなんだろう。

愚痴を言うことで、自分の耳と口が汚染されるし、聞かされた相手も汚染する。
何も良いことがないし、愚痴でしか人の共感を得られないとしたら、自分や、相手との関係にも問題があるかもしれない(これから問題が起こるかも)。

最近読んだ本に、「自然と接することで、不安が和らいだり、体調が良くなる」という研究結果が書かれていた。

いちばん良いのは、積極的に公園に行ったり、アウトドアをしたり、直接自然に触れること。

それが無理なら、PCやスマホの壁紙を山や海の写真にしたり、自然音を聞いたり、部屋に観葉植物を置いたりするだけでも、だいぶ良くなるそう。

愚痴を言いたくなるほど、心と体が疲れていたら、やってみる価値があると思う。

↓参考にした本はこちら↓

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毎週末、こどもと公園。